中小企業診断士本試験に「試験慣れ」する4つの方法とは?

中小企業診断士

 

中小企業診断士試験の受験において、「試験慣れ」することは、かなり重要な要素です。

今回の記事では、「中小企業診断士本試験に「試験慣れ」する4つの方法とは?」についてまとめました。

中小企業診断士試験だけでなく、あらゆる試験に応用可能ですので、参考にしてみてください。

中小企業診断士試験で「試験慣れ」が必要な理由って?

中小企業診断士になるには、1次試験に合格し、さらに2次試験にも合格する必要があります。

ですが、どちらも狭き門。

特に2次試験に至っては、合格率20%前後と、数字だけ見ると、それ程難しい難易度ではない気がしますが、「何回受験しても受からない・・・」という方も。

受験回数が多くなるにつれて知識も経験も増えていきますが、「模擬試験だと結構できるんだけど。」「本試験に弱すぎて全然受からない・・・」という声が多く聞かれます。

「毎回本試験になると、焦ってしまい、いつもの力の半分も出せていない。」と辛い心境を抱えている方もいますが、「試験慣れ」ができていない方の典型例です。

「試験慣れ」ができていれば本試験でも100%のチカラを発揮することが可能になります。

 

中小企業診断士「試験慣れ」する4つの方法とは?

新規の問題に触れる!

試験のセオリーとして、「過去問を解く」というのは、非常に重要です。

しかし、「過去問を繰り返し完璧にやってきた!」という方は、新規の問題への対応力が欠如しているケースも多いです。過去問を解くと、過去の設問の傾向を知る事ができますが、それを繰り返し行っても、いわゆる「過去問慣れ」してしまっている状態で、新規の問題や事例への対応力はついていきません。

そのため、新規の問題に触れる機会を増やす必要があります。

「模擬試験」や「新規の問題を掲載した問題集」などを活用し、本試験を想定した学習を行う事をオススメします。

 

本試験よりも時間を短縮して学習に励む。

 

試験中に困るのが、「時間が全然足らない・・・」というもの。

「模擬試験だと時間が余るのに、本試験では焦ってしまい、全然時間が足らなかった・・・」という方も多いのでは?

そんな方にオススメなのが、「普段から時間を短縮して、時間が足らない状況に慣れておくこと」です。

特に2次試験は、80分という限られた時間の中で与件文を読み、設問を何度も確認しながら解答用紙を埋めなければいけません。「本試験だから慎重に読まなければ。」とペース配分の乱れが起きてしまい、それが、合否を左右してしまうことになってしまいます。

そのため、普段から80分で解く事例でも、70分以内に事例を解く事や、場合によっては60分を目標に設定して学習するのは、非常に有効です。その時に活用していたのが、キッチンタイマー。スマホのアプリとかもありますが、スマホを開くと勉強に集中できなくなってしまうので、キッチンタイマーを入手するのがオススメ。

 

本試験をしっかり想定する

乗りなれない電車に乗り、入ったこともない建物に入り、慣れない部屋に入り、座り慣れないイスに座り、独特の緊張感の中、試験を受ける・・・

と、試験当日は日常とかけ離れた状況で試験を受けなければいけません。

試験勉強をする受験生は多いですが、受験環境を整える対策をする受験生はあまり多くありません。「慣れない受験会場だと緊張しすぎて力を発揮できない・・・」という受験生の方には、不慣れな環境で受験するための対策をしてみる事をオススメします。

例えば、受験会場が分かっているなら、「本試験当日をイメージしながら、似たような時間帯に、試験会場の近くまで行ってみる」とか。

そして、試験勉強をする場所についても、普段から慣れた場所で勉強するばかりでなく、別の場所に行って勉強する事もオススメです。図書館や「予備校の学習スペース」なども良いです。

意外と穴場なのが「貸し会議室」です。私が受験生の頃は、貸し会議室を借りてセルフ模試をすることも多くありました。

常に本試験当日のプレッシャーを感じながら学習を続けることで、本試験の緊張感をやわらげることができます。

 

勉強中の自分の姿を映像として残す。

普段の学習にメリハリをつけるために、勉強中の自分の姿を録画して映像に残す事がオススメです。

やり方は、図のようにビデオカメラを設置して、セルフ模試の映像を録画する事。

「誰かに見られているような緊張感を味わえること」「自分が勉強中に何をしていたのか振り返る事ができること」と、2つの効果を得る事が可能です。

特に2次試験対策としてこうした事を行っていましたが、セルフ模試の最中に録画を行うと、試験中のような緊張感を味わうことができ、模試を終えた後に映像を見ながら自分自身の問題点に気づくことができます。

「試験開始してから、設問読むのに12分もかかってる・・・ダメじゃん」
「与件読んでる最中に設問を何度も読み直すのは時間の無駄じゃないか?」
「今回はいつもより早く解き終わったけど、なんでだ?」

と、様々な問題点に気づき、学習の課題を設定する事が可能です。

また、セルフ模試終了後には、今回の事例の振り返りを行い、課題や問題点を喋りながら映像に残していましたが、こちらも非常に有効だと感じました。

 

まとめ

今回の記事では、本試験慣れするために、実際に私が受験生時代に行った事についてまとめました。

やはり、ある程度の緊張感を普段から自分自身で作り出していく工夫が必要だと感じました。

是非、今回の記事を参考にしてみてくださいね。

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