中小企業診断士「開眼しなくても受かる!」は本当なのか?

中小企業診断士

 

中小企業診断士2次試験において、都市伝説のように言われているのが「開眼」。

本試験前になると「遂に開眼した気がする!」「なんかオレ、開眼したっぽい。」という受験生が増えてきて、非常に焦ります。

今回の記事では、「中小企業診断士2次試験は開眼しないと受からないのか?」「開眼しなくても受かる!は本当なのか?」についてまとめました。

 

中小企業診断士「開眼」って?どんな状態?

中小企業診断士試験の受験生の間で、「開眼」についての話題があがる事がありますが、私が認識している「開眼」がこちらです。

「開眼」とは、中小企業診断士2次試験において、設問の意図を理解し、出題の趣旨に沿った解答を行えるようになること。

「今回の事例で、たまたま書いた解答が全部趣旨にあってた!」という事ではなく、コンスタントにこの定義に沿った解答を行える状態が「開眼した状態」という認識です。

 

中小企業診断士試験で「開眼」するには?

開眼のきっかけは、一瞬?!

「開眼」は、何かのきっかけで急に訪れるものです。

きっかけとして多いのが、こちら!

・中小企業診断士に関する書籍を読んでいたら、開眼した。
・予備校の講義を聞いていたら、開眼した。
・過去問を解いていたら、開眼した。
・解いた事例の解答解説を読んでいたら、開眼した。

開眼は、物事の点と点が線でつながる感覚です。上に挙げたことだけでなく開眼のタイミングは人それぞれで、「バラエティ番組を観ていたら開眼した!」「漫画を読んでいたら開眼した!」「音楽を聴いていたら開眼した!」等の体験談も聞いた事があります。何がきっかけで開眼するかは確定していません。

 

開眼するには、視座を高める必要が・・・

開眼のきっかけは様々だと思いますが、「じゃあ勉強しないで遊んでいても開眼する?」と言われると、「しない」と思われます。

「経営学に関する勉強を続ける」⇒「視座が高まる」⇒「何かのきっかけで開眼する」

このフローに記載の通り、開眼のきっかけを掴むには、学習を続けていくしかありません。2次試験の受験生は、2次試験の学習を続けていくことが視座が高まることに繋がり、視座が高まるとようやく開眼するチャンスが訪れるイメージです。

開眼するためには、何度も繰り返しトレーニングを続ける必要があります。

 

本試験中に開眼することも?!

開眼のきっかけには、様々なタイミングがある事をお伝えしましたが、運が良い人だと、本試験中に開眼することも。

私の知人も本試験中に開眼されたそうです。本試験まで模擬試験で高得点を出した事がなく、それまで開眼していませんでしたが、本試験会場で突如開眼することに。そして、自信をもって試験会場を後にされ、見事合格を果たされました。

こんなケースもありますので、「本試験前日だけど開眼していない・・・」という方でも最後まで絶対に諦めないでください。

 

開眼しないと受からない?

結論から言いますが、「開眼しないと受からない!」なんていう事はありません。ついでに言うなら、「開眼していても落ちる事があります。」

「開眼」を、サッカーのリフティングに例えてみます。「1回勝負でリフティング20回できた人」を合格にする試験だとすると、開眼した人は「コンスタントに20回リフティングができるようになった人」です。開眼した人は、本試験でもほぼ合格する気がしますが、1度の勝負で明暗が分かれてしまうため、「普段なら20回くらい余裕なのに・・・」と本番でミスを犯すと不合格になってしまう可能性もあります。

逆に、開眼していない人は、「20回のリフティングに成功したことがない人」ですが、普段から練習を続けていけば、本番で20回リフティングができちゃうこともあります。そして、相対評価なので、「今回の試験はリフティング15回でも合格にします!」というラッキーな事もありえます。

という訳で、「開眼しなくても合格する事」は十分考えられますし、「開眼しないと合格しない!」なんて事もありません。

 

まとめ

今回の記事では、「中小企業診断士2次試験は開眼しないと受からないのか?」「開眼しなくても受かる!は本当なのか?」についてまとめました。

開眼していなくても合格する可能性はありますし、開眼していても不合格になる可能性があります。

そのため、私が受験生の頃は、正直意識をしていませんでした。むしろ、「普段のトレーニングの成果を本番でいかに発揮するか?」の方が合格には重要です。

諦めずに学習を続けていけば「開眼」することもあります。「オレ、遂に開眼した!」と言う人がいたら、「運がいい人もいるもんだな・・・」と思って自分のペースで学習を続けていきましょう。

 

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