中小企業診断士の多年度受験で辛かった6つの事って?

中小企業診断士

私は、中小企業診断士試験で多年度生として受験を続け、なんとか合格することができました。

今回の記事では、そんな私の体験を「中小企業診断士の多年度受験で辛かった5つの事って?」としてまとめました。

中小企業診断士の多年度受験で辛かった6つの事って?

不合格通知

2次筆記試験を受験すると、1ヵ月くらい後に、合否の通知が届くことになります。

もちろん、どんなに自信がなくても「奇跡的に受かってないかなぁ?」と合格を期待してしまうのが、受験生のサガ。

そして、多年度生だと、中身を開封しなくとも、届いた文書の種類で合否判定が出来てしまうようになります。その判別の仕方ですが、「封筒が届いた場合は合格」「はがきが届いた場合不合格」です。

2次筆記試験に合格していると2次口述試験の案内が同封されているため、封筒が届くことになっているため、「はがき」が届いた瞬間に敗戦が確定・・・。やはり「はがき」が届く経験は何度経験しても辛く、毎回同じくらいショックを受けてしまいました。

 

家族のやさしさ

診断士試験に挑んでいる時、家族には、多大な影響をかけてしまいました。しかも、うちは子供が産まれたばかり・・・

家族と過ごす時間を削りながら受験に挑んでいたため、他の親御さんたちと比較して、子供の成長を見守る機会や子供との思い出の数はどうしても少なくなってしまいます。

口がきけなかった子供が言葉を覚えたり、徐々に成長していく姿に励ましてもらう事も多かったですが、多年度生だと、余計に家族のやさしさが苦しくなってくる部分もありました。

 

予備校の学費

独学で受験する年度もありましたが、予備校を利用する年度もあり、その学費もかなり高額になってしまいました。学費だけでなく、電車賃・駐車料金・ホテル代など、出費はかなり多かったです。

「こんなに予備校に払うなら、養成課程の方が良いんじゃないか?」と思う事もありましたが、仕事や通学の事情があり、養成過程は断念することに。

最終的に養成課程に通うよりは安く合格することができ、一安心しましたが、かかった学費は戻ってこないですし、「独学でストレート合格」なんて方と知り合うと、未だにうらやましく思ってしまいます。

 

一次試験すら受からない・・・

2次試験に2回失敗し、また1次試験から始めなければならなくなった時、1次試験の内容がすっぽり頭の中から抜け落ちていました。

そして、案の定、一次試験で敗退することが確定した年度も。

この時の絶望感は、今でも忘れられません。家族に合わせる顔がなくなり、「受験を諦めようか」と考えるくらい辛い経験でした。

 

勉強仲間の合格

勉強仲間が先に合格したことも、自分にとってはつらかったです。

「あの人より勉強時間が少なかったんだろうなぁ・・・」「あの人はきっと、開眼したから合格したんだろうな」と、様々な考えが頭を過ぎり、自分の至らなさに落ち込む事に。

特に同じ予備校に通っていた受験生の方は、その後何度か顔を合わせる機会がありましたが、自分よりも早く診断士として登録しており、正直うらやましく感じました。

 

自分の成長に気づけない・・・

中小企業診断士の2次試験では、自分の成長が分かりにくい事も、辛かったです。

「合格に近づいているのか?」「ゴールはもっと先なのか?」「このプロセスで本当に合格に近づくことができるのか?」と自問しながら勉強を続け、何度も絶望しながら立ち上がりました。

そして、最初に見えた高い壁は、本試験当日になると、余計に高く感じてしまうことも・・・。

毎日繰り返し勉強を続けても、昨日の自分より成長している実感はなかったのですが、数年前の自分と比較すると、成長している自分をようやく感じることができるようになり、そのタイミングで「開眼+合格」を果たす事に。

 

まとめ

多年度生を経験した身として言わせて頂くと、多年度生はやはり辛いです。そして、不合格が続けば続くほど辛くなります。しかし、努力を続けていけば、事例ごとの出題の趣旨を理解することができるようになり、合格することができます。

私も途中で諦めないで努力を続け、合格することができました。この記事を読んでいる方にも、同じように辛い気持ちに堪えながら、努力を続けていただきたいと思います。

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