診断士の一次試験の勉強の順番は?最短合格するために必要な戦略とは?

中小企業診断士

診断士試験に合格するには、まず、一次試験に合格する必要があります。

 

一次試験の順番を確認すると、

1日目

経済学・経済政策

財務・会計

企業経営理論

運営管理

2日目

経営法務

経営情報システム

中小企業経営・政策

 

こんな感じです。

 

ただし、

一次試験の学習を始めるとなると、

試験時間の順番通りに取り組むのは効率が良さそうではありません。

 

 

理由は、

科目毎の難易度に明らかな違いがあるからです。

 

 

基礎部分の習得が困難で、

応用が必要な科目は早めに取り組んで対策をする必要がありますし、

暗記要素が強い科目は、

本試験に近い時に取り組む事により、

覚え直しの必要がなくなります。

 

 

これを大前提にして、

試験科目の勉強の順番を決定していきたいと思います。

 

 

ちなみに、

僕は学生時代に診断士の試験科目に触れた事も無ければ、

サラリーマンとしての仕事も、

試験科目とは縁がありませんでした。

 

 

なので、ほぼ真っ新な状態で試験勉強に励みました。

 

そんな僕が考える、

一次試験の科目毎の試験難易度をお伝えします。

 

 

1次試験の試験難易度ランキングは?

難易度が高い順に、

 

財務会計

経済学

運営管理

経営情報システム

経営法務

中小企業経営 政策

企業経営理論

 

の順番です。

1つずつ見ていきます。

 

 

財務会計

まず、財務会計が一番難易度が高いです。

 

単純に、簿記の知識そのものが最初は複雑に感じること。

 

また、

知識を発展させて、応用して解答しなくてはいけない問題も多く、

合格レベルに達するのに時間がかかります。

 

初学者なら、

間違いなくダントツで学習時間がかかります。

 

僕の場合、一次試験の学習時間の半分くらいは財務会計に費やしました。

 

 

経済学

 

次に、経済学の難易度が高いので、

経済学の学習取り組むべきだと思います。

 

経済学も、

単純な暗記では対応できない科目です。

 

グラフを読み解く力等、

経済学的なデータの見方や分析力が必要になります。

 

 

運営管理

次が、運営管理です。

 

試験初日の最期の科目です。

 

運営管理は、暗記の要素が多いですが、一部計算が必要な問題が出題されます。

試験時間が90分あるため、試験時間が長いです。

 

覚える事が多く、ボリュームが多いのため、早めの対策が必要です。

 

経営情報システム

 

俗に暗記三兄弟と言われる、経営情報システムです。

覚える事も多いのですが、似たようなアルファベットの違いに注意して暗記する必要があります。

Saas
とか、
Paas
とか、
Iaasとか・・・

RAID0
とか
RAID1
とか
RAID2とか・・・

 

パソコンが苦手なお父さん世代泣かせの科目です。

暗記科目としては、比較的早めに取り組みたい科目です。

 

 

経営法務

 

暗記三兄弟の1つ、経営法務です。

 

会社法と知的財産権が主要な項目として挙げられますが、とにかく細かい論点を問われます。

 

 

中小企業経営・中小企業政策

 

毎年法改正があり、

再受験の場合、覚えなおしが多い科目が中小企業経営・中小企業政策です。

 

ただし、

覚える範囲は多くはないですし、

本試験で問われるのも基本的な論点が多いです。

 

この科目は法改正の影響を受けやすいので、

直前期に取り組んで、改正の影響を削減しましょう。

 

 

企業経営理論

企業経営理論は、

主に「組織論」と「マーケティング論」の分野が出題の大半を占めています。

 

「マーケティング論」は暗記の要素が多い分野ですので、

得点が稼ぎやすいですが、

 

「組織論」は暗記ではなく、

知識を応用した設問が問われる傾向があります。

 

「組織論」に関しては、

ある程度までは得点が伸びるのですが、

努力の割りに点数が伸びずらい部分もあるため、
学習時間を削減しても影響が出辛いと思われます。

この科目に関しては、

マーケティング論の分野の暗記に注力し、
直前期に組織論の過去問に取り組むだけで十分合格レベルに事足ります。

 

 

診断士の一次試験の勉強の順番は?最短合格するために必要な戦略とは?

 

いろいろな考え方があり、

資格予備校でも、

学習科目の順番に違いがありますが、

難易度が高い順に学習をするのが一番効率が良いです。

 

 

財務会計

経済学

運営管理

経営情報システム

経営法務

中小企業経営 政策

企業経営理論

 

 

これから学習を始めるのなら、財務会計から取り組む。

 

その次は、経済学。

ただし、経済学を学習中も、財務会計は毎日1問だけでも問題を解く。

 

 

経済学が終わったら、運営管理。

その間も、財務会計には、毎日触れる。

 

次は経営情報システム。

その間も、財務会計には、毎日触れる。

 

 

こんな感じで学習を進め、
最後の企業経営理論が終わったら、
再度、財務会計の復習から繰り返す。

 

はっきり言って、財務会計の習得が、合否を分けると言っても過言ではありません。

 

なぜ僕がこれ程までに財務会計にこだわっているのかと言えば、

2次試験の事例Ⅳ対策の意味合いも強いからです。

 

 

財務会計が苦手だと、2次試験の合格が不可能だからです。

 

そのため、1次試験対策の時から、財務会計を得意にしておく必要があります。

 

まとめ

 

今回は、診断士の一次試験の勉強の順番についてまとめました。

 

1次試験の試験範囲は、膨大で、勉強は大変ですが、この記事を参考にして頑張りましょう。

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